スズキ、一時5%高 インド法人減税を好感

2019/9/24 20:30
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24日の東京株式市場でスズキ株が一時前週末比237円(5%)高の4702円まで上昇した。7月10日以来、約2カ月ぶりの高値を付けた。インド政府が20日に法人実効税率を現行より約5%低い約25%に引き下げると発表。インド子会社の業績拡大の追い風になるとの期待から買いが集まった。

この日は関西ペイントなどインド関連株の上昇が目立った。スズキの連結純利益のうち約5割を占めるインド子会社のマルチ・スズキ株も23日に前週末比5%高となった。

スズキはマルチ・スズキに議決権ベースで約56%を出資し、純利益には出資比率に応じた分が反映される。今回の法人減税はスズキの連結純利益を数%押し上げそうだ。市場では「収益の過半を占める子会社の減税メリットはポジティブ」(ゴールドマン・サックス証券)との見方が出ていた。

ただインド経済は停滞しており、自動車販売も振るわない。「法人減税は販売不振による減益分を補うほど効果はない」(国内証券)との指摘がある。

スズキは20年3月期の連結純利益を前期比12%増の2000億円と見込む。一方、市場予想の平均は4%減の1715億円。新興国通貨安などマイナス材料はほかにもあり、市場では業績が下振れするとの見方も少なくない。

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