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ラグビーW杯、関連本に沸く書店

文化往来
2019/9/27 6:00
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ラグビーワールドカップ(W杯)は日本代表が初陣を飾り、盛り上がりを見せている。28日に迫ったアイルランド戦が気になるが、実はルールなどの知識がちょっとあやふやで……という人も多いだろう。書店では観戦の手引きとなる入門書がずらりと並び、活況を呈している。

「にわかラグビーファン」が楽しめる編集になっている

「にわかラグビーファン」が楽しめる編集になっている

丸善ジュンク堂などの集計によると、売れ筋の1位は「ラグビー日本代表超入門。」(文芸春秋)。総合スポーツ雑誌「Number」の特別号で、発売から1カ月で重版が決定した。「ラグビーの裾野を広げたい」(宇賀康之編集長)と「にわかラグビーファン」を自称するコピーライターの糸井重里氏と選手の座談会や、出場20チームのデータなどを盛り込んだ。2位の「ラグビーのルール 超・初級編」(ハーパーコリンズ・ジャパン)は「ボールは丸くない」「15人同士で戦う」など、初歩の初歩から解説するイラストブックで、これだけ読めばテレビ観戦が楽しめるという便利な一冊。

書店も力が入っている。ビジネス街にある丸善丸の内本店(東京・千代田)では大会期間中、店頭で「Number」誌のポスターを37枚掲出している。「当店はもともとラグビーの関連書がよく売れるので、一段と盛り上げたい」と篠田晃典店長が企画した。宇賀編集長は「動と静の瞬間や迫力が凝縮された写真を見た人が興味を持ってくれれば」と期待する。

丸善丸の内本店(東京都千代田区)では「Number」の写真を張りめぐらせた

丸善丸の内本店(東京都千代田区)では「Number」の写真を張りめぐらせた

ラグビー関連書の刊行は1年前から徐々に始まり、W杯が近づくとルールの解説書など初心者向けの書籍が増えてきた。スポーツライターの藤島大氏は「ラグビーが本当に好きな編集者の存在を感じる。一度好きになったらやみつきになるスポーツだからこそ、スムーズに入ってほしいという思いが伝わってくる」と話す。

来年は東京五輪。スポーツ関連本の売り場はこれからますますにぎやかになりそうだ。

(村上由樹)

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