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サムスン、次世代パネルに1兆円投資 テレビ向け

【ソウル=細川幸太郎】韓国サムスン電子がテレビ向けの次世代パネルで1兆円規模の設備投資を計画している。韓国中部の工場に「量子ドット」と呼ぶ新型パネルの生産設備を導入する。液晶パネルでは中国企業が攻勢を強めており、付加価値の高い製品で価格競争を避ける狙いがある。

サムスンは次世代テレビ「QLED」を売り込んでいる(独ベルリンでの家電見本市)

複数の韓国メディアが報じた。牙山(アサン)市にある湯井(タンジョン)工場内のパネル生産ラインの一部を新製品向けに転換する。サムスンは量子ドット技術を用いた「QLED」と呼ぶ新型テレビを2017年に発売した。パネル内部に配置した微細な半導体結晶に光を通すことで色彩豊かな映像を映し出せるという。

ライバルの韓国LGグループは有機ELを次世代テレビと位置付けて量産投資を続けている。サムスンはスマートフォン向けの有機ELパネルでは高いシェアを持つが、生産方式の違いからテレビ向けの有機ELパネルは量産できていない。LGの有機ELテレビに対抗するためQLEDで付加価値の高いテレビを投入する。

テレビ向けのパネル業界は、京東方科技集団(BOE)など中国企業が政府の補助金を受けて相次ぎ工場を建設し供給過剰が続いている。サムスンやLGは過当競争を避けるために新型の開発・量産投資を急ぐ。

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