サッカー元代表のスタートアップに大正製薬が出資
「茶色いダイヤ」腸内環境研究で連携

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2019/9/24 13:23
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サッカー元日本代表の鈴木啓太氏が社長を務めるAuB(オーブ、東京・中央)は24日、大正製薬や三菱UFJキャピタル(同)などから約3億円の出資を受けたと発表した。オーブはアスリートの腸内環境を研究するスタートアップ。調達した資金は食品分野への参入や、菌の新たな機能を発見するための研究開発に充てる。

Aubはサッカー元日本代表の鈴木啓太氏が2015年に創業したスタートアップ

大正製薬と三菱UFJキャピタルのほか、複数の個人投資家がオーブの第三者割当増資を引き受けた。出資比率は非公開。オーブは今回の資金調達を事業開発段階にあたる「シリーズA」と位置付けている。大正製薬とは自社の研究成果を生かした商品開発などで協業する。

オーブは食品事業の第1弾として、アスリートの腸内細菌データをもとに開発した、腸内環境を整えるサプリメントを今秋にも発売する。東京・日本橋に設けた研究拠点では、スポーツ選手の便から採取した生きた細菌の培養に乗り出す。新たな機能を持つ菌を発見し、食品メーカーなどにライセンスとして提供する特許ビジネスを展開する計画だ。

オーブは鈴木氏が現役選手だった2015年に創業。これまで500人以上のアスリートから便の検体を集め、香川大学などと腸内細菌の数や種類、割合を解析してきた。アスリートは免疫機能を整える細菌が一般の人より多いことなどがわかったという。鈴木氏は「『便は茶色いダイヤ』と注目を集めている。アスリートの宝のデータを生かして一般の方の健康にも寄与していく」とコメントしている。

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