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類人猿ボノボ、群れに母いると繁殖しやすく 京大

類人猿のボノボの雄は、同じ群れに母親がいると繁殖に成功しやすい――。京都大霊長類研究所の古市剛史教授らの国際チームが、こんな研究結果を24日までに国際学術誌電子版に発表した。

ボノボは息子をボスにするため母親同士がけんかすることが確認されていたが、繁殖競争への関与は不明だった。「集団内で息子の地位を上げようとする母親らの闘争が孫づくり競争につながっている」としている。

チームによると、ボノボでは雌の地位が雄より高く、群れの行動も雌たちが決めるとされる。群れでの順位が1位の雌の息子は雄の1位になることが多く、息子はより多く交尾の機会を得ることも知られていた。

研究では、アフリカのコンゴ(旧ザイール)に生息する野生ボノボの子ども約40頭のふんを採取し、DNA鑑定で群れの個体の父子関係を調査。その結果、群れの中に母親がいる雄は、母親がいない雄よりも子を残しているケースが多く、繁殖に成功していた。

同じ類人猿で、群れでの雄の地位が圧倒的に優位とされるチンパンジー約260頭を同様に調査すると、母親の有無による繁殖の差は見られなかった。

ボノボとチンパンジーは人間に最も近い霊長類。チームは「ヒトが持つさまざまな本性の進化の過程を解明する手掛かりになる」としている。

〔共同〕

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