名古屋の漫画喫茶刺殺、被告の責任能力争う 初公判で弁護側

2019/9/24 10:42 (2019/9/24 11:22更新)
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2018年5月、名古屋市中区錦3の漫画喫茶で客の男性会社員が刺殺された事件で、殺人などの罪に問われた無職、稲田府見洋被告(23)の裁判員裁判の初公判が24日、名古屋地裁(神田大助裁判長)で開かれた。弁護側は起訴内容の一部を否認し、刑事責任能力を争う姿勢を示した。

稲田被告は起訴内容について「間違いはないです」と述べた。弁護側は現場に駆けつけた警察官に対する殺人未遂罪などを否認。「統合失調症で心神喪失の状態となっており、被告に責任能力はなかった」と主張した。

検察側は冒頭陳述で、就職活動がうまくいかず、稲田被告が不安を募らせていたと指摘。ページをめくる音にいらだち、「物音出してるんじゃねえよ」と言いながら、愛知県尾張旭市の会社員、大竹智之さん(当時35)を襲ったことを明らかにした。

起訴状によると、稲田被告は18年5月17日午後8時半ごろ、漫画喫茶の店内で、大竹さんの顔や胸や背中などを果物ナイフで多数回突き刺し、殺害したとされる。警察官の頭にナイフを振り下ろしたとして、殺人未遂罪や公務執行妨害罪にも問われている。

名古屋地検は鑑定留置の結果、責任能力があると判断し、起訴した。

大竹さんは帰宅前に漫画喫茶に立ち寄り、資格試験の勉強などをしていたという。

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