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ドイツ銀、ヘッジファンド向け取引をBNPパリバに譲渡

【ベルリン=石川潤】経営再建中のドイツ銀行は23日、ヘッジファンド向け取引業務を仏金融大手、BNPパリバに譲渡することで合意したと発表した。ドイツ銀はリスクの大きい投資銀行部門の縮小を急いでおり、BNPパリバと交渉を進めていることを明らかにしていた。ドイツ銀は顧客がBNPパリバに移るまでサービスの運用を続け、事業基盤の劣化を防ぐ。

両者は緊密に連携し、サービスが途切れないように、慎重に人員や技術を移行していく。欧米メディアの報道によると、移行する人員は1000人程度になるとみられる。BNPパリバはヘッジファンド取引の強化に向け、顧客基盤を一気に広げる狙いがある。

ドイツ銀行は7月、株式売買業務からの撤退や全行員の2割にあたる1.8万人の削減を柱とする再建計画を発表していた。リスクに見合った収益を確保できていない投資銀行部門の縮小が最大の課題で、ヘッジファンド取引業務の譲渡はそれに向けた一歩となる。

ただ、欧州中央銀行(ECB)が12日にマイナス金利政策の強化を決めるなど、銀行の経営環境は厳しさを増している。同じ独大手のコメルツ銀行との統合交渉が破談となるなか、リストラ頼みの経営再建の限界を指摘する声もある。

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