増税前最後の3連休 売れる高額品、消耗品と明暗
カウントダウン消費税10%

2019/9/24 2:33
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消費増税を前に時計売り場で買い物をする人たち(21日、東京都中央区の高島屋日本橋店)

消費増税を前に時計売り場で買い物をする人たち(21日、東京都中央区の高島屋日本橋店)

10月1日の消費増税を間近に控え、駆け込み商戦が追い込みに入った。増税前最後の3連休だった21~23日は各地の量販店などで家電や宝飾品などの高額品を買い求める人が目立った。一方で日用品や医薬品などの動きは鈍く、高額品と消耗品で温度差が見られる。ドラッグストアなどは最終週に駆け込み消費を喚起するセールを予定する。

3連休初日の21日、家電量販店大手ノジマの宮前店(川崎市)では午前10時の開店からエアコンなどの生活家電を中心に見て回る来店客が目立った。「掃除機を見に来た。消費税が上がるので良いものがあったら買いかえたい」(60代の女性客)と、増税をにらんで商品を吟味する消費者が多かった。「冷蔵庫などの生活必需性の高い製品がとりわけ人気が高い」(店長)という。

ノジマでは冷蔵庫や洗濯機の販売が21~22日(前年同期比)で2倍以上に伸びた。また、高価格の薄型テレビである有機ELテレビは約10倍の売れ行きを見せた。20万円台後半の商品が人気だ。

百貨店でも婦人コートや靴、宝飾品など高額品の売れ行きがいい。三越伊勢丹の首都圏の基幹3店舗(伊勢丹新宿店、三越日本橋本店、三越銀座店)の連休2日間の売上高は20%増、高島屋は全店で25%増だった。

21日、高島屋日本橋店(東京・中央)を母親と訪れた主婦(36)は「増税前に定番のパンプスをまとめ買いしに来た」と話し、秋冬物の婦人靴を選んでいた。高級時計でも数百万~1千万円以上する商品も好調だった。

イオンリテールでは全国の店舗で家電や布団などの高額品の9月(22日現在)の売上高が前年比2~3割増えている。

一方、消耗品は化粧品などを除いて駆け込みの動きはまだ鈍い。日用品や医薬品が中心のホームセンターやドラッグストアでは9月以降も駆け込み需要は限定的だ。ホームセンターのLIXILビバは「2014年の増税時に比べて、税率の上昇幅が小さいからか、当時に比べても客足が弱いようだ」という。

ただ、消耗品は14年も増税実施直前の数日前からまとめ買いが増えており、「今回も数日前から一気に(駆け込み)が来るのでは」(ドラッグストア大手)と期待する声も多い。

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