台風15号の停電なお3000戸 経済損失の全容見えず

2019/9/22 20:33 (2019/9/22 22:48更新)
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台風15号の影響で屋根や壁が壊れた家屋と積み上げられたがれき(22日午後、千葉県鋸南町)=共同

台風15号の影響で屋根や壁が壊れた家屋と積み上げられたがれき(22日午後、千葉県鋸南町)=共同

台風15号による停電の発生から23日で2週間。東京電力パワーグリッドによると、千葉県内の停電は22日午後10時半時点で約3000戸残る。同社はおおむね27日までの復旧を目指すが、企業の生産活動や酪農への影響が続く。暴風による住宅や工場などの建物、農業設備の損壊状況もようやく判明しつつあり、経済的な損失がどこまで膨らむかは見通せない状況だ。

千葉県では停電のため酪農家による原料の生乳の出荷が停滞し、雪印メグミルクは県内の工場で生産する牛乳商品の一部で出荷を減らしている。オフィス家具大手のイトーキでは委託先の工場が停電で生産が止まり、部材を調達できなくなった。他県の協力工場からの代替調達も進めるが、一部製品の出荷を再開できていない。

千葉県内の住宅被害は一部損壊を中心に22日夕時点で約1万1700棟に上るが、「全容判明にはなお時間がかかる」(県)。県内の農林水産業の被害額は20日時点で283億6800万円。中小企業は事業所や工場の損壊で300億円超の被害が出ているとみられるが、停電や断水による操業停止など2次被害の分は含まれていない。

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