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巨人・丸、重圧はねのけ「優勝請負人」を全う

2019/9/22 19:31
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巨人が21日、横浜スタジアムでのDeNA戦に勝って37度目のセ・リーグ優勝を決めた。5年ぶりの王座奪回を果たしたチームで「優勝請負人」の期待に応えたのが丸だ。フリーエージェント(FA)移籍1年目の今季は成績を昨季よりやや落としながらも、勝負強い打撃で打線に厚みを加えた。広島でのリーグ3連覇に続く自身4度目の優勝を「こんなにたくさん優勝できるとは。選手として幸せ」と喜んだ。

7月5日のDeNA戦で3ランを放ち、「丸ポーズ」でナインに迎えられる巨人・丸。チームにも溶け込んだ=共同

7月5日のDeNA戦で3ランを放ち、「丸ポーズ」でナインに迎えられる巨人・丸。チームにも溶け込んだ=共同

本塁打を打つと原監督や同僚から、頭上に両手で丸をつくる「丸ポーズ」で出迎えられるなど、すっかりチームに溶け込んだ。試合中のベンチで頻繁にメモを取る研究熱心さは新天地でも変わらず、1軍に上がってきた野手に対戦投手の特徴や球質などを個人的にレクチャーすることもあったという。吉村打撃総合コーチは「若手への影響が大きい。単に1人の強打者の加入以上にプラスの効果をチームにもたらしてくれた」と評価する。

旺盛な向上心で現状に甘んじず、シーズン大詰めに変化を加えることも恐れなかった。打撃が下降気味だった9月上旬には、体の開きの早さを修正する方法をベテランの阿部に相談。助言を採り入れ、打撃フォームの見直しに取り組んだ。

打つ瞬間に腰を逆回転させるようなイメージでバットを振る「ツイスト打法」に練習から着手。9月12日のDeNA戦では、打った後に目で打球を追わず、顔をホームベース方向に残すような形で2本塁打。本人は「普通にやっても打てない。苦肉の策。わらにもすがる思いだった」と振り返ったが、原監督は「自分の打撃をよく分かっているから修正、矯正ができる」とたたえた。

昨季まで2年連続リーグMVPに輝いた強打者が長期のスランプ知らずで3番に座った効果は大きい。前を打つ2番・坂本勇は21日までに39本塁打、93打点と、遊撃手としては異例の成績をマーク。後ろに警戒すべき丸がどっしり控えることで、キャプテン坂本勇の打棒がいっそう輝いた。

「丸が入ったことで2、3番が固定された。坂本、丸の相乗効果が大きかった」とは阪神・矢野監督の敗戦の弁。周囲の力も引き出す丸の存在が、チーム力を格段に高めた。(常広文太)

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