トランプ氏VSバイデン氏、ウクライナ疑惑巡り応酬

トランプ政権
2019/9/22 8:05
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【ワシントン=永沢毅】トランプ米大統領は21日、野党・民主党のバイデン前副大統領の息子に関する調査をするよう自身がウクライナのゼレンスキー大統領に圧力をかけた疑惑について「捏造(ねつぞう)だ」と否定した。一方、バイデン氏は「権力の乱用」と批判し、疑惑調査の必要性を主張。2020年米大統領選をにらみ両氏の応酬が激しさを増している。

トランプ氏は21日、この疑惑に関するツイートを連発。「偽ニュースと民主党は話を捏造している。私とゼレンスキー氏との会話は何の問題もなく、いたって普通だ」と疑惑を否定。同時に「彼らは『ウクライナの魔女狩り』とでも呼ぶようなバカげたことをやろうとしている。バイデン氏を守るために。また失敗するぞ!」と非難した。

トランプ大統領とバイデン前副大統領はウクライナ疑惑を巡って舌戦を繰り広げる=ロイター

トランプ大統領とバイデン前副大統領はウクライナ疑惑を巡って舌戦を繰り広げる=ロイター

その後も政治アナリストによる「(民主は)バイデン氏のスキャンダルをトランプ氏の問題にすり替えようとしている」などと自らを擁護する見解を示した発言をリツイート。バイデン氏らへの調査が必要との認識を示した。

一方のバイデン氏は21日「これはとてつもない権力の乱用だ」と批判。「トランプ氏は私が彼を倒すのを分かっているから、大統領としてのあらゆる力を乱用して私を中傷している」と怒りをあらわにした。訪問先のアイオワ州デモインで記者団の質問に答えた。

バイデン前副大統領はトランプ大統領のウクライナ疑惑の調査の必要性を訴える=ロイター

バイデン前副大統領はトランプ大統領のウクライナ疑惑の調査の必要性を訴える=ロイター

米メディアが報じた疑惑は、トランプ氏が7月25日のゼレンスキー氏との電話協議で、バイデン氏の息子がウクライナのガス企業の役員を務めていた事情を調査するよう繰り返し求めたという内容だ。ロイター通信によると、ウクライナのプリスタイコ外相は地元メディアのインタビューで、トランプ氏による圧力疑惑について否定した。

20年大統領選の民主候補の指名争いで、バイデン氏は多くの世論調査で首位に立つ。民主側はトランプ氏が政敵潰しのために外交を利用した可能性があるとして追及する構えだ。

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