暴行疑い建設作業員釈放 4歳女児死亡、任意で捜査

2019/9/21 17:50 (2019/9/21 20:37更新)
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鹿児島県出水(いずみ)市の大塚璃愛来(りあら)ちゃん(4)が死亡した事件で、鹿児島地検は21日、20代母親の交際相手で、暴行容疑で逮捕された男性建設作業員(21)を処分保留で釈放した。関係者によると、殴ったとする容疑を認め「うそをつかれたからだ」と供述しており、県警は任意で捜査を続ける。

璃愛来ちゃんは8月28日夜、男性作業員が「風呂場で溺れた」と出水市の病院に運び、死亡が確認された。死因は溺死で遺体の頭部から下半身にかけ、殴られてできたとみられる痕が複数あった。地検と県警は、遺体に残った痕や死亡の経緯をさらに慎重に調べる必要があると判断したもようだ。

県警は同27日夜に璃愛来ちゃんの頭を殴ったとして暴行容疑で31日に逮捕。容疑を認めていた。

関係者によると、県警の調べに、逮捕容疑の暴行の理由を「風呂から出てゲームをするためにうそをついたからだ」と供述。溺死については「風呂で目を離し、気付いた時には溺れていた」と述べ、事故だったとの趣旨の説明をしている。母親は溺れる数時間前、体調が悪いとして、小児科を受診させていたという。

事件を巡っては、県中央児童相談所(鹿児島市)や自治体の連携が不十分だったことが浮き彫りになり、厚生労働省が対応を調査している。

母子が同県薩摩川内市で暮らしていた3~4月、県警が夜間に1人で外出した璃愛来ちゃんを計4回保護。児相は4月10日、母親の育児放棄(ネグレクト)を認定し「継続指導が必要」と判断した。しかし、一時保護はせず、同3日に母子と2回目の面談をして以降、接触していなかった。

母子は7月に出水市に転居し、男性作業員と同居を始めた。同市の病院が璃愛来ちゃんの複数のあざを確認したが、市は児相や県警に伝えていなかった。〔共同〕

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