自民・岸田氏「日中関係は改善」 シンガポールで

2019/9/21 12:55
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【シンガポール=中野貴司】自民党の岸田文雄政調会長は21日、訪問先のシンガポールで日中関係について「来年春に習近平(シー・ジンピン)国家主席を国賓として(日本に)迎えることを首脳間で確認しており、改善の方向に向かっていくと思う」と指摘した。

シンガポールで講演する岸田政調会長(21日)

岸田氏は出席した国際会議の質疑応答の中で、「お互いに言うべきことは言わなければならないが、全体として関係を安定させる方向で努力することは大事だ」と強調した。両国の関係改善は国際社会の安定と繁栄にもつながるとも説明した。

米中の貿易摩擦に関しては「今しばらく米中の緊迫した関係は続いていくと思う」と述べた。「単に貿易や経済関係にとどまらず、科学技術やものづくり、データの覇権争い、安全保障にまで摩擦の範囲が広がっている」として、米中の協議を注視する姿勢を示した。

自由貿易を推進するため、日本として「東アジア地域包括的経済連携(RCEP)の早期妥結に向けて努力していく」と主張した。「環境やエネルギーなど地球規模の課題を通じて、日本と東南アジア諸国連合(ASEAN)が協力する新たな連携の枠組みを作ることもできるのではないか」とも話した。

岸田氏は安倍晋三首相の自民党総裁としての任期が2021年9月に終わることにも触れ、「私も政治家の一人として、次の時代を担えるような政治家になりたい、そういった強い思いを持っている」と述べた。「ポスト安倍」に、改めて強い意欲を示した格好だ。

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