Facebook、規約違反アプリ数万点を停止 性格診断など

2019/9/21 5:17
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【シリコンバレー=白石武志】米フェイスブックは20日、2018年春に発覚した個人情報流出問題を受けて始めたアプリ開発者に対する社内調査の中間報告を公表した。対象となった数百万点のアプリのうち、これまでに規約違反の恐れがある数万点のアプリを使用停止にする措置を取ったという。悪質なケースについてはアプリ開発者に対する訴訟を起こしていることも明らかにした。

フェイスブックは規約違反の恐れを理由に数万点のアプリを使用停止にした=AP

フェイスブックを巡っては18年春、データ分析会社が開発した性格診断アプリを通じ最大8700万人分の個人情報が不正に流用された問題が発覚している。同社は直後から、情報管理が緩かった14年以前にSNS上の利用者データにアクセスできていた数百万のアプリについて、同様のデータ流出や規約違反がないかの調査を進めてきた。

調査は現在も続いているが、20日に公表した中間報告では約400の開発者に関連する数万点のアプリを使用停止したことを明らかにした。規約に明確に違反するいくつかのケースについては、アプリを完全に使用禁止にしたという。

具体例として「マイパーソナリティー」と呼ぶ英国の研究者が開発した性格診断アプリを挙げた。同アプリはデータ保護が不十分な環境で個人情報を研究者や企業と共有し、フェイスブックによる調査も拒否していた。

フェイスブックは必要に応じてアプリ開発者に対する法的措置も講じているという。5月には同社の調査に協力しなかった韓国のデータ分析会社への訴訟を米カリフォルニア州で起こした。クイズアプリを使って利用者のデータを不正に引き出していたウクライナの男性2人も訴えたという。

広告収入を得る目的でフェイスブック利用者の携帯電話にマルウエア(悪意のあるソフトウエア)を感染させていたとして、香港を拠点とするアプリ開発会社など2社に対する訴訟も起こした。フェイスブックは「この慣行に対する最初の訴訟の一つだ」としており、同様の事例が今後増える可能性がある。

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