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松島、日本選手初1試合3トライ ラグビーW杯ロシア戦

ラグビーW杯
2019/9/21 3:58
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前半、チーム初めての得点となるトライを決める松島

前半、チーム初めての得点となるトライを決める松島

ラグビーのワールドカップ(W杯)日本大会は20日、東京スタジアムで日本―ロシアの開幕戦を行い、日本は30-10でロシアに勝って白星スタートを切った。快足を飛ばして幾度となくロシアの防御網を破ったのはWTB松島だ。チームがつないだボールをインゴールへ運ぶこと3度。そのスピードが、日本を記念すべき自国開催の開幕戦勝利に導いた。

立ち上がりは独特の雰囲気に飲まれてボールが手に付かなかった。先制点を許して浮足立つ日本。その中で松島は落ち着いていた。「最初から楽しめた。変な緊張もなく、周りも見えていた」。外側のどこにスペースがあるのかを仲間に伝え、ボールを手にすれば切れ味鋭く一気に加速して前進を試みた。

前半11分と38分のトライは両CTBがタックルを受けながらパスを回してくれことが大きい。それでも、反撃ののろしを上げ、逆転につなげた決定力はさすが。風向きを変え、日本が本来の姿を取り戻すには十分なインパクトがあった。

前半の2本が、日本が掲げてきた「ワンチーム」を体現したものだとしたら、個人の技量が存分に生かされたのが後半28分のトライだった。相手のキックミスからカウンターを仕掛けると、ボールを受けて巧みなステップで相手をかわす。目に見えて疲労の色が濃かったロシアに、松島を止めるすべはない。ノルマでもあったチーム4トライ目でボーナス点も獲得。最後は走力で圧倒した。

後半3本目のトライは個人技で決めた松島(右)

後半3本目のトライは個人技で決めた松島(右)

実は開幕前の記者会見でCTB中村が「松島が3トライ取るといっていた。有言実行してもらいます」と明かしていた。こう言われては"公約"を果たさないわけにはいかない。「ハットトリックを意識していた。(中村が)言わなかったらできなかったので、言葉が助けになった」と松島。W杯で日本選手で初の1試合3トライは大きな発奮材料になっていた。

ビデオ判定でノックオンにはなったが、前半には"幻のトライ"もあった。サイドを駆け上がった両WTBについて、ジョセフ・ヘッドコーチは「彼らにボールが渡ればフィニッシュできるというのは重要。外からフェラーリが突進するようなもの」とたたえる。

自身2度目のW杯は上々の幕開けとなった。ただ、チームの思いを代弁するかのように、勝ってかぶとの緒を締める。「シンプルにもっとトライできた。そこを仕留めないと、この先もっと厳しい戦いになる」。28日には世界1位のアイルランドとの対戦が待っている。「次もできる限りトライを取りたい」。大舞台でこの4年間の進化を披露したトライゲッターの目は、獲物を狙いにいくかのごとく鋭さを増している。(渡辺岳史)

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