NY連銀、臨時オペを拡充 9月期末の金利上昇抑制

2019/9/21 1:37
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【ニューヨーク=後藤達也】ニューヨーク連銀は20日、短期金利の上昇を抑えるため、臨時の資金供給を拡充すると発表した。17日から連日実施している臨時の資金供給を10月10日まで毎日続けるほか、期間を2週間とする供給も導入する。9月期末にかけ短期金利が上昇する可能性があり、銀行間金利が誘導目標(1.75~2.00%)に収まるよう促すねらいだ。

18日の利下げを説明するパウエルFRB議長=ロイター

今週に入り金融機関の資金が不足気味になり、短期金利に上昇圧力がかかっている。米連邦準備理事会(FRB)の金融調節を担当するニューヨーク連銀は17日以降、連日で上限750億ドル(8兆円)で1日間資金を供給する臨時措置をとってきたが、これを10月10日まで毎日続ける。9月24日以降の供給は750億ドルの上限を撤廃し、貸出期間を2週間と定めた資金供給も追加する。

法人税の納付などの影響で金融機関の資金が一時的に減っている。9月の決算期末にかけて、金融機関は市場で別の金融機関に短期資金を融通するのに一段と慎重になるとの声が多い。ニューヨーク連銀は9月期末を越える資金供給をあらかじめ公表することで、金利上昇の懸念を和らげる。

FRBは18日に短期市場の金利の誘導目標を従来の「2.00~2.25%」から「1.75~2.00%」へ引き下げた。パウエル議長は同日の記者会見で「金利が誘導目標に収まるよう金融調節していく」と話した。20日も750億ドルの資金供給に民間金融機関が応じ、1.8%台の金利で期間1日の資金が供給された。

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