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貴景勝、潜って墓穴 優勝争いは大混戦

2019/9/20 23:22
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前日に大関復帰を決めた貴景勝と、かど番を脱した豪栄道。看板力士の地位を巡る戦いにケリをつけたばかりの両者の激突は、わずか2秒ほどであっけなく決着した。

【貴景勝3敗目 2敗消える 秋場所13日目】

豪栄道(右)は上手投げで貴景勝を下す=時事

豪栄道(右)は上手投げで貴景勝を下す=時事

「貴景勝の立ち合いがいつもと違った。下から、何か……」。豪栄道を少々戸惑わせたのは、小兵の炎鵬がしばしば見せるような衝突寸前にフッと沈み込む動き。相手を下から突き起こして馬力をそぐのが狙いだったようだが、この奇策が貴景勝にとって凶と出た。

自ら踏み込みにブレーキをかけてしまっては、先輩大関の威信にかけてぶつかってくる相手の圧力を受け止めきれるはずもない。縁石に乗り上げるように覆いかぶさった豪栄道の左手のすぐ先に、「どうぞ」と言わんばかりにまわしをさらす結果にもなった。

土俵下から見守った藤島審判長(元大関武双山)は「目の前にあったから取ったんでしょうね。まわしを取れば、それは豪栄道(が優位)ですから」。墓穴を掘った貴景勝は淡々と「(敗因は)ちょっとしたことだと思います。自分が攻め込めなかった」と反省の弁を述べた。

3敗が4人、4敗が5人。13日目終了段階で星1つの差に9人いるのは1998年夏場所以来だ。日を追うごとに先頭集団が増えていき、「展開がまた読めなくなった」(藤島審判長)。近年まれに見る団子レースもいよいよ最終盤を迎える。(本池英人)

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