「最高のトライだった」 W杯初戦、快勝に会場沸く

ラグビーW杯
2019/9/20 23:13
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開幕戦でロシアを破り、喜ぶ日本ファン(20日、東京都調布市の東京スタジアム)

開幕戦でロシアを破り、喜ぶ日本ファン(20日、東京都調布市の東京スタジアム)

満員となったスタジアムを桜の戦士たちが躍動した――。アジアで初開催となった20日のラグビーワールドカップ(W杯)は、初戦の重圧を振り払うような日本の快勝で幕を開けた。試合会場のファンは選手たちの健闘に大きな拍手を送った。

初戦の緊張のためか序盤は動きが硬く、日本代表が相手のキックしたボールを捕り損ねるなどピンチを迎えるたびに、代表カラーの赤と白に染まったスタンドからは悲鳴があがった。

だが徐々にペースを取り戻し、前半終了間際、松島幸太朗選手(26)が快足を飛ばして、この日2本目のトライを決めて逆転すると、地鳴りのような歓声がスタジアムを包み込んだ。プレーの合間には「ニッポン」コールと手拍子が巻き起こり、後半はさらに加点して押し切った。

会社の同僚と観戦した横浜市神奈川区の男性会社員(26)は「松島選手のトライが最高だった。次からは相手がもっと強くなるが、今の勢いでいってほしい」と力強く語った。初めて生でラグビーを見たという男性公務員(47)は「盛り上がりの中に独特の緊張感が漂い、『これがW杯か』という雰囲気だった。来てよかった」と感動した様子だった。

試合が終われば敵味方なくたたえ合うラグビーの精神らしく、試合後は多くの日本ファンが席を立ってロシア代表に拍手を送っていた。

この日、息子(17)とともにモスクワから来日して観戦に訪れたロシア人の会社役員、ディミトリ・セルゲーエフさん(38)は「日本は良いチームだから次の試合はもっと良くなるだろうね。ロシアもよくやったよ」と双方にエールを送った。週末を日本で過ごして帰国するという。

JR有楽町駅(東京・千代田)前に開設されたファンゾーンでは、外国人を含めた大勢の観客が詰めかけ、午後7時ごろには入場規制がかかるほどに。日本の勝利が決まると会場は大歓声に包まれ、拳を突き上げる観客も目立った。

東京都調布市の男性会社員(32)はビールを片手に「前半は選手の緊張が伝わってきて心配したが、後半は会場全体で盛り上がれた」と日本の勝利を喜んだ。

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