イスラエル総選挙、野党が第1党 首相退陣を要求

2019/9/20 21:39
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【テルアビブ=飛田雅則】17日投票のイスラエル総選挙でベニー・ガンツ元軍参謀総長(60)らが率いる中道野党連合「青と白」が一院制の国会(定数120)で33議席を得て、第1党となった。同国選挙管理委員会が20日、最終結果として発表した。ベンヤミン・ネタニヤフ首相(69)の与党、右派「リクード」は31議席で第2党。ガンツ氏はネタニヤフ氏の退陣を求め、自身が軸の新政権発足を目指す構えだ。

中道野党連合「青と白」を率いるガンツ元軍参謀総長=ロイター

連立の枠組みはリクードを中心とする右派・宗教系勢力が55議席、「青と白」など中道・左派勢力が44議席となった。いずれも過半数(61議席)に達せず、連立協議が本格化する。リブリン大統領は多数派を形成できそうな勢力の代表に組閣を命じる。ネタニヤフ氏とガンツ氏のどちらを選ぶかが当面の焦点になる。

ネタニヤフ氏の首相在任期間はイスラエル史上最長だが、汚職疑惑を抱え、10月上旬には起訴に向けた司法手続きが本格化する。ガンツ氏はこの点を突き、ネタニヤフ氏の首相続投を受け入れないと主張してきた。

ネタニヤフ氏は19日、ガンツ氏にリクードと「青と白」による大連立を呼びかけた。ガンツ氏はこの提案を拒んでいるが、ネタニヤフ氏が首相続投を断念すれば改めて検討する可能性はある。

4月の前回総選挙ではリクードと「青と白」が共に35議席で第1党を分け合った。リブリン氏はネタニヤフ氏に組閣を命じたが、連立協議が行き詰まり、同国で初めての再選挙が実施された。

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