三菱重、H2Bを24日に再発射 火災原因を特定

2019/9/21 0:28
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三菱重工業は20日、11日に種子島宇宙センター(鹿児島県)で起きた火災が原因で、打ち上げを中止していた基幹ロケット「H2B」8号機を24日に再度打ち上げると発表した。火災の発生原因については冷却用液体酸素と静電気による発火と特定した。機体に欠陥と損傷がないことから再打ち上げに踏み切る。

11日の打ち上げ直前に発生した火災について、三菱重工は一度ロケットの燃料を抜いて格納し原因を調べていた。ロケット下部で垂れたエンジン冷却用の液体酸素が、発射台の開口部の耐熱材に吹きかかり続けたため、静電気が発火源になって燃えたという。同部分の対策を施した。

ロケットには宇宙航空研究開発機構(JAXA)の無人補給機「こうのとり」8号機を載せており、国際宇宙ステーション(ISS)に食料や研究用の設備やバッテリーなどの資材を運搬する。

H2Bは約8トンの衛星打ち上げ能力がある日本最大のロケットで、過去7回すべて打ち上げに成功している。今回の打ち上げは2018年11月に「宇宙活動法」が施行され、民間主導でロケットを打ち上げる枠組みができてから初の打ち上げ。打ち上げの責任は三菱重工に移管されていた。

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