日本ペイントHD、田中会長が社長CEO兼任へ 筆頭株主の影響拡大も

2019/9/20 19:33
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日本ペイントホールディングス(HD)は20日、田中正明会長(66)が2020年1月から社長CEO(最高経営責任者)を兼任すると発表した。田堂哲志社長(67)は取締役に退く。田中氏は筆頭株主であるシンガポールのウットラムグループを率いるゴー・ハップジン氏らの意向もあり、19年3月に会長に就任。社長CEOも兼務することで筆頭株主の影響力は高まりそうだ。

田中氏は米国の銀行のトップや、産業革新投資機構(JIC)社長などの経験があり、今回の人事は海外戦略を強化する狙いがある。20日の大阪市内での記者会見で田中氏は「世界的な人口爆発で塗料市場はまだ伸びる。グローバルで持続的な成長に貢献する」と語った。東京・品川に世界戦略を担うグローバル本社を設立する計画も明らかにした。

ウットラムは日本ペイントの発行済み株式の約39%を持ち、ゴー氏は指名諮問委員会の委員でもある。今回の人事では同委員会が田中氏を指名し、取締役会で決めた。田堂氏は7月に同委から後任に関する協議を打診され、交代を決めたという。

田中氏はウットラムグループとの関係については「今後も連携を強化し、合弁会社の完全子会社化も視野に入れる」と語った。両社のアジア合弁会社の出資比率は50%強だったが、全額出資にして利益を取り込みたい考えだ。

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