ユニゾHDのTOB期間延長 10月7日まで
米投資ファンドのフォートレス・インベストメント・グループが不動産会社ユニゾホールディングス(HD)に対して実施しているTOB(株式公開買い付け)期間を延長することが、20日分かった。これまで10月1日までとしていた買い付け期間を同7日までとする。
20日、関東財務局に提出された訂正届け書で明らかになった。延長の理由は米投資会社のエリオット・マネジメントがユニゾHD株を買い増しているため。TOBの提示書類の内容の一部を訂正する必要があり、法令に基づき買い付け期間を延ばす。
20日に関東財務局に提出された変更報告書によると、エリオットの保有比率は共同保有分を含め11.98%と、18日提出分の10.95%から上昇した。
ユニゾHD株を巡っては、8月にエイチ・アイ・エス(HIS)による敵対的TOBが不成立となった。フォートレスはユニゾHDと組み対抗TOBを実施している。ユニゾHDの株価はTOB価格の4000円を上回って推移している。