鹿児島県長島町、VRで空き家紹介 KDDIなどと

2019/9/20 19:40
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鹿児島県長島町はKDDI、不動産会社の川商ハウス(鹿児島市)などと連携して、高解像度VR(仮想現実)を活用した空き家物件の紹介を始める。移住定住促進策の一環で、360度カメラで撮影した部屋や家周辺の風景などの画像をVRゴーグルを装着して体験する仕組み。実際に現地に赴かなくても空き家の現況や周辺の環境を体感できるため、物件紹介などの業務負担が大幅に軽減できるという。

長島町には現在、800~900戸の空き家があり、手始めにこのうち3戸のVRコンテンツを製作した。各部屋ごとの画像のほか、外観や周辺の風景など1戸当たり10点以上の画像を用意。可能な限りドローンを活用して上空からの画像も添付して、物件と公共施設などとの位置関係も把握しやすいようにする。順次対象を増やし、空き家バンクに登録している30戸全てのコンテンツをそろえる考えだ。

KDDIが高解像度VRやクラウドサービスなどを提供。空き家画像などのコンテンツ製作は長島町の地域おこし協力隊が中心となって設立した長島未来企画(鹿児島県長島町)が担当した。長島町役場のほか、川商ハウスの本店と長島支店にVRゴーグルを設置して空き家案内を実施する。

長島町は2018年1月に空き家の改修費の補助対象を拡充するなど空き家対策に積極的に取り組んでいる。移住希望者などからの問い合わせが増加した半面、町内に点在する物件を案内する負担も膨らんだことから、効率化を模索。18年12月に連携協定を結んだKDDIと協力することにした。KDDIも長島町での取り組みを通じてサービスとしての展開可能性を探っていく。

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