邦銀の国際与信残高、高水準続く 6月末は4兆2970億ドル

2019/9/20 14:49
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日銀が20日に発表した国際決済銀行(BIS)の統計によると、6月末時点の邦銀の国際与信残高は4兆2970億ドル(約460兆円)だった。過去最高だった前期末(3月末)から減少したものの、過去2番目と高い水準が続いている。国内の低金利環境で貸し出し利ざやが縮小しており、銀行が海外での貸し出しや証券投資に資金を振り向けている。

国際与信は銀行の国内本支店から海外への貸し出しのほか、国債や社債、株式など海外への証券投資を含む。邦銀の海外支店から海外顧客への貸し出しも対象になる。

3月末の4兆3845億ドルからは875億ドル減少した。海外証券の時価評価の減少が影響しているものの、引き続き高水準となった。

国別ではスペインやイタリアへの与信が増えた。第一生命経済研究所の藤代宏一氏は「独仏など欧州主要国の金利が低下する中、プラス金利が残っている周辺国の国債を物色する動きが広がっている」と指摘する。

日銀があわせて発表したBISの国際資金取引統計では、外資系銀行の日本支店などを含む国内所在銀行の対外債権から債務を引いた残高は、6月末で2兆3641億ドルだった。過去最高だった3月末の2兆4373億ドルに次ぐ過去2位の水準となった。

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