中国が小幅利下げ、貸出金利4.2%に 景気下支え

2019/9/20 10:43
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中国人民銀行と人民元紙幣

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【北京=原田逸策】中国人民銀行(中央銀行)は20日、事実上の政策金利である最優遇貸出金利(ローンプライムレート、LPR)の1年物をいまの4.25%から4.2%に下げると発表した。0.05%の小幅な利下げとなる。米連邦準備理事会(FRB)の利下げに追随し、下押し圧力が強まる経済を支える。

LPRは毎月20日に発表し、最も信用度が高い企業に適用する貸出金利との位置づけ。形骸化していた以前のLPRを衣替えし、8月から新たに公表を始めた。中国の政策金利は貸し出しと預金の基準金利だったが、貸し出しはLPRが事実上の基準金利となった。

8月分のLPRは4.25%と、1年物の貸出基準金利(4.35%)より0.1%下げた。今回で2カ月連続の小幅な利下げとなる。銀行は1年物のLPRに取引先企業の信用コストなどを上乗せして実際の貸出金利を決める。貿易戦争で打撃を受けた製造業の資金調達費用を抑える。

同時に公表した5年物のLPRは4.85%で8月分から横ばい。5年物は住宅ローン金利の指標となる。LPRを据え置くことで不動産バブルに厳しく対処する方針が変わらないことを示す。

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