6月末の家計金融資産0.1%減 株価下落響く

2019/9/20 10:32
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日銀が20日発表した資金循環統計(速報)によると、6月末の家計金融資産残高は1年前と比べて0.1%減の1860兆円だった。2018年12月末以来、2四半期ぶりに減少した。米中貿易摩擦への懸念などによる株安で、株式や投資信託の残高が目減りした。一方、現金・預金の残高は1.9%増え、統計を始めた05年3月末以降で最高を更新した。

6月末時点の株式等の残高は前年比9.7%減の195兆円で、投資信託は3.7%減の70兆円だった。合わせて家計の金融資産の1割超を占める。株価下落の要因が大きいが、株式や投資信託の取引自体が減ったことも響いた。

家計資産の5割超を占める現金・預金の残高は増加基調が続いている。6月末は1.9%増の991兆円で、50四半期連続の増加となった。世界経済の先行き不透明感から金融市場は不安定な状況が続いている。政府が進める家計の「貯蓄から投資へ」の取り組みは足踏みしている。

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