新型iPhone発売で行列 新ルールでも人気続くか

携帯料金見直し
2019/9/20 9:40
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発売され、店頭に並ぶ新型iPhone「11」シリーズ(20日午前、東京都千代田区)

発売され、店頭に並ぶ新型iPhone「11」シリーズ(20日午前、東京都千代田区)

米アップルは20日、新型「iPhone」3機種を全国の直営店や携帯販売店で一斉に発売した。3つのカメラを搭載した上位機種「11Pro」などを求め、店頭では早朝から行列ができた。日本では10月から携帯端末販売の新ルールで端末の値引き額が制限される。高価格帯が中心のiPhone人気が続くかが焦点となる。

「11Pro」「11ProMax」は3つ、「11」は2つの背面カメラを搭載し、広角撮影に対応した。最新の基本ソフト(OS)「iOS13」を搭載しており、写真編集機能などを強化した。アップルの直販での最低価格は税別で7万4800円から。7日にオープンしたばかりの東京・丸の内の直営店「アップル丸の内」では午前8時時点で約130人が列をなした。

最上位機種の「ProMax」を購入した会社員の李源柱さん(30)は「高性能カメラにひかれて買った。いろいろなものを撮ってみたい」と話した。

NTTドコモKDDI(au)、ソフトバンクの携帯大手3社も同日朝、都内で発売イベントを開いた。ソフトバンクの榛葉淳副社長は分割払いを前提に携帯端末の購入代金を最大半額免除する新プランとの組み合わせで端末が買いやすくなると強調した。「2~3年で機種を買い替えやすくなる。(新プランを)iPhone購入で活用してほしい」と話した。

国内の携帯市場では10月1日に改正電気通信事業法の施行で通信料金と携帯端末のセット割引きが禁止となり、端末の値引き額の上限も2万円に制限される。ルール変更後に予想される端末代の高騰を避けるため、ソフトバンクとKDDIは他社の契約者でも分割払いで端末を買えるプランを継続すると発表した。

ただ、自社回線でしか端末を使えない「SIMロック」が100日間解除できないため、事実上の顧客囲い込みにあたるとの批判が出ている。総務省はSIMロックに関する指針を見直す方針を示しており、端末補助を巡る情勢は不透明だ。

東京・新宿のau店舗で最上位機種の「ProMax」を受け取った都内に住む会社員の鎗田真幸さん(39)は48回の分割払いで端末を2年後に返却するプランで購入した。「一括で買うには少し高い。今後も端末補助がないときびしい」と話していた。

新型iPhone発売のイベントで話すソフトバンクの榛葉淳副社長(左)(20日午前、東京都中央区)

新型iPhone発売のイベントで話すソフトバンクの榛葉淳副社長(左)(20日午前、東京都中央区)

「最大半額」の仕組みや広告表示に批判が高まっていた(20日、新iPhoneの発売イベントに出席したKDDIの高橋誠社長(左)ら)

「最大半額」の仕組みや広告表示に批判が高まっていた(20日、新iPhoneの発売イベントに出席したKDDIの高橋誠社長(左)ら)

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