米中、2カ月ぶりに協議再開 次官級で歩み寄り探る

米中衝突
2019/9/20 5:33
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米中両政府は10月上旬に閣僚級協議を開く(7月、上海の会合)=ロイター

米中両政府は10月上旬に閣僚級協議を開く(7月、上海の会合)=ロイター

【ワシントン=鳳山太成】米中両政府は19日、ワシントンで次官級協議を始めた。対面交渉は7月末以来、約2カ月ぶり。米農産品の輸入拡大や、知的財産侵害など中国の構造問題を話し合う。中国政府の代表団は来週、米国の農家も視察する予定だ。両政府が互いに歩み寄りの姿勢を演出するなか、10月の閣僚級協議に向けて具体策を詰められるかが焦点だ。

米通商代表部(USTR)と中国財政省など両政府の次官級が参加して20日まで開く。技術移転の強要や人民元安なども議題に上がる見通しだ。ロス米商務長官は19日、米テレビのインタビューで「(中国の構造問題は)ただ米国産大豆をたくさん買うより複雑だ」と慎重な見方を示した。

パーデュー米農務長官は同日の記者会見で、中国政府の代表団が来週、米農家を視察すると明らかにした。トランプ大統領が求める米農産品の購入拡大に前向きな姿勢をみせて、米国側から譲歩を引き出す狙いとみられる。パーデュー氏は「中国は友好を築きたいのだろう」と指摘した。

米政権が10月1日に予定していた対中関税の拡大を15日に先送りしたことで、当面の焦点は同月前半に開かれる閣僚級協議だ。足元では中国が大豆や豚肉への報復関税を取り下げるなど互いに軟化しつつあるが、協議が進展しなければ対立が再び激しくなる可能性がある。

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