チュニジアのベンアリ元大統領が死去

中東・アフリカ
2019/9/20 2:04
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【カイロ=共同】AP通信は19日、チュニジアで2011年1月に起きた「ジャスミン革命」により政権の座を追われ、サウジアラビアに亡命していたジン・アビディン・ベンアリ元大統領(83)がサウジで死去したと伝えた。弁護士の話としている。チュニジアメディアは19日に死去したと報じた。

ベンアリ元大統領は、チュニジアで20年以上にわたり強権体制を敷いた(2007年撮影)=AP

20年以上にわたり強権体制を敷いたベンアリ政権の崩壊は、「アラブの春」と呼ばれる民主化運動が中東全域に拡大するきっかけとなった。

1936年、チュニジア中部スース近郊生まれ。軍治安司令官、内相などを経て87年に首相就任。初代ブルギバ大統領を「健康上、職務執行不能」として解任、事実上の無血クーデターで政権を掌握した。

秘密警察を使った言論統制やイスラム勢力の弾圧、一族の縁故主義などが批判を浴びた一方、欧州諸国との協力強化で堅実な経済成長を実現。

その後、2008年の世界的な金融危機で国内経済が低迷し貧富の差の拡大も深刻化。10年12月、失業中の青年が、失業や政権の腐敗に抗議し焼身自殺を図ったことをきっかけに反政府デモが各地に拡大。武力鎮圧を拒否した国軍に引導を突き付けられる形で11年1月に国外脱出し亡命した。

12年6月にチュニジアの裁判所はデモ参加者殺害に関与した罪で終身刑の判決を出していた。

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