スイス中銀、政策金利据え置き 景気底堅く

2019/9/19 22:53
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【ジュネーブ=細川倫太郎】スイス国立銀行(中央銀行)は19日、金融政策決定会合を開き、政策金利をマイナス0.75%に据え置いた。足元では通貨スイスフランの上昇が一服しているほか、スイス経済も底堅く、現状ではさらなるマイナス金利の深掘りは必要ないと判断した。スイスフランは割高との判断は崩しておらず、世界経済の減速懸念も踏まえ、超金融緩和を当面継続する。

スイス中銀は主要国では最も深いマイナス金利を採用している=ロイター

スイス中銀はマイナス0.75%の政策金利を2015年1月から維持している。

米中貿易戦争やイラン情勢の緊迫を背景にスイスフランに投資マネーが流入し、今年5月以降、上昇に弾みが付いた。足元の動きは落ち着いているが、スイス中銀は声明で「外為市場は依然脆弱でスイスフランは過大評価されている」と指摘し、必要に応じて為替介入を続ける方針を示した。

貿易摩擦や政治的な不確実性を背景に、世界経済には下振れリスクがあると強調した。

国内経済については、堅調な雇用環境などを背景に「19年4~6月は緩やかな成長を続けた」と指摘し、19年通年の経済成長率は0.5~1%を見込む。インフレ率の予測は19年が0.4%、20年が0.2%とそれぞれ従来予想(0.6%、0.7%)を下方修正した。

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