ロート製薬、アフリカで目薬販売 まずエチオピア
ロート製薬は19日、アフリカで目薬を発売したと発表した。エチオピアで処方薬として眼科医に売り込む。同国は目の不快感につながる紫外線量が多く、乾燥や充血といった症状を和らげる目薬の需要が見込めると判断した。今後は他のアフリカ諸国での販売も目指す。
米国やメキシコでも販売実績がある目薬「ロートアイス」を投入する。上野テクノセンター(三重県伊賀市)で生産して輸出し、地元の代理店を通じ販売する。エチオピアで流通する目薬は高価なものが多い。将来はコストを減らすために現地生産も検討する。
同国では乾き目に効能がある目薬では米アルコンが市場をほぼ独占し、製品が不足しているとされる。ロートはこれまでの日焼け止めなどスキンケア商品に加え、目薬も投入して海外市場での拡大につなげる。
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