長期停電で防災無線停止相次ぐ 千葉、なお2・1万戸

2019/9/19 19:14
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台風15号で被害を受けた壁面の修復作業をする人(19日午後、千葉県八街市)=共同

台風15号で被害を受けた壁面の修復作業をする人(19日午後、千葉県八街市)=共同

台風15号で大きな被害を受けた千葉県で、停電が長引いた結果、防災無線の非常用電源が切れるなどして一時的に使えなくなった自治体が相次いでいたことが19日、各自治体への取材で分かった。電話やインターネットの通信環境の悪化も重なり、住民への支援情報伝達に支障が出ていた。

東京電力パワーグリッドによると、20日午前0時時点で、千葉県内では約2万1200戸で停電が続いている。市原市で約3000戸、君津市と南房総市でそれぞれ約2600戸が停電している。

NTTドコモは19日、台風15号の影響で千葉県の一部地域で発生した携帯電話の通信障害は復旧したと発表した。KDDIは17日、ソフトバンクは18日に復旧を発表しており、携帯大手3社の通信の不具合は県全域で解消したことになる。

南房総市では11日、山の上に設置された防災無線の中継局4カ所で自家発電機の燃料が切れ、使えなくなった。燃料補給に向かったが、倒木などで近づけず、復旧したのは14日未明。通信障害で同市のホームページは更新できず、2日ほど情報発信ができなかった。市内にある各支所と連絡が取れず、被害把握も困難となった。

鴨川市でも12日ごろ、中継局で自家発電機の燃料が切れた。燃料を補給し翌日夕方に機能が戻ったが、今度は屋外のスピーカーのバッテリーが切れ、停電復旧まで放送ができなかった。その間、各家庭にある防災ラジオに情報を送ったり広報車で回ったりしたが、情報が伝わらない地域もあった。

鴨川市によると、中継局の燃料やスピーカーのバッテリーは3日程度持つ想定だったが、放送頻度が多いと、1日で切れてしまうところがあった。同市の担当者は「長引く停電にどう対応するか今後の課題だ」と話した。

このほか、鋸南町でも13日に中継局が数時間使えなくなったほか、市原市や君津市でもスピーカーのバッテリー切れが起きていた。

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