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AI開発のアリスマー、10億円調達 豊田通商と提携

人工知能(AI)開発を手がけるスタートアップのArithmer(アリスマー、東京・港、大田佳宏社長)は19日、ベンチャーキャピタル(VC)などを引受先とする第三者割当増資で10億円強を調達したと発表した。同社は手書き文書の読み取りや画像解析の技術に強みを持つ。調達資金は人員の増強やサービス開発に充てる。

アリスマーの大田佳宏社長

既存株主の三井住友海上キャピタルのほか、新規でジャフコジャパンインベストメントアドバイザー、三井住友信託銀行、豊田通商など6社が増資を引き受けた。今回の調達は事業拡大期の「シリーズB」と位置づけており、累計の調達額は14億5000万円。豊田通商とは業務提携の契約も結んだ。

アリスマーは2016年に設立された東京大学発のAIスタートアップ。大田社長を筆頭に数学や物理の博士号を持つ技術者を20人ほど抱え、自社でAIアルゴリズムを開発する。主力サービスの光学式文字読み取り装置(OCR)は非定型の文書を「他社よりも高い精度で読み取れる」(同社)という。保険会社や地方自治体などに顧客が広がっている。

調達資金で人材採用を強化し、20年6月までに社員数を現在より2割ほど多い120人とする計画だ。人手不足などを背景に保険やアパレルなど幅広い業種でAI活用の需要が高まっていることに対応する。21年をめどに新規株式公開(IPO)することを視野に入れている。

(鈴木健二朗)

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