オルタナデータ 国内投信中心に活用進む

2019/9/23 23:00
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欧米に比べて遅れていた日本でもオルタナデータを活用する動きが広がる。「ひふみ投信」を手掛けるレオス・キャピタルワークスは7月、データ分析を手掛けるゼノデータ・ラボ(東京・渋谷)と共同で、経済ニュースを人工知能(AI)で分析し産業の先行きを予測する実証実験を始めた。

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「人手不足」など経済に関するニュースを読み込み、単語や文脈から各産業への影響を「センチメント指数」として表す。効果が得られると判断すれば、実際の運用に取り入れる。

「運用の差別化につなげたい」。レオスの小野頌太郎アナリストは期待を込める。同社は成長株を発掘する"目利き力"に定評があり、オルタナデータの活用でさらに磨きをかけたい考えだ。

アストマックス投信投資顧問の投信「Yjamプラス!」は、ヤフー掲示板への書き込み数と株価の関係などをAIで分析し、銘柄の選定や売買時期を判断している。

人気を集めるのがPOSデータだ。「ポテトチップスの販売は堅調だ」。金融データ会社のナウキャスト(東京・千代田)は7月29日、カルビーの業績が上向きそうだとの見方を投資家に伝えた。POSデータ分析で、値上げされた5月以降もポテチの市場シェアが落ちていないことが分かった。翌日発表の決算も好調で、株価は上昇に転じた。辻中仁士社長は「業績の一歩先を読むデータとして国内外のヘッジファンドなどから引き合いが増えている」と語る。

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