永瀬叡王が2連勝、奪取に王手 将棋王座戦第2局

囲碁・将棋
2019/9/18 20:55 (2019/9/18 21:59更新)
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18日朝から大阪市のウェスティンホテル大阪で指されていた第67期将棋王座戦(日本経済新聞社主催)五番勝負の第2局は、午後8時53分、134手で後手の挑戦者、永瀬拓矢叡王(27)が斎藤慎太郎王座(26)を破り、2連勝でタイトル奪取に王手をかけた。

王座戦第2局を制した挑戦者の永瀬叡王。左は斎藤王座(18日夜、大阪市)

王座戦第2局を制した挑戦者の永瀬叡王。左は斎藤王座(18日夜、大阪市)

両者とも持ち時間5時間を使い切る、二転三転の大熱戦だった。第3局は10月1日、神戸市のホテルオークラ神戸で指される。

この日の将棋は多くのプロが熱心に研究する「角換わり腰掛け銀」に。両者ほぼ同じ陣形から斎藤王座が4五歩(39手目)と位を取ると、永瀬叡王は6五歩(40手目)から先攻。斎藤王座も反撃して、互いに飛車を切る激しい戦いに突入した。

(投了図は△6九飛成まで)

(投了図は△6九飛成まで)

夕食休憩の局面(78手目3六馬まで)では、後手が「まずいと思っていた」(永瀬叡王)。だが、「王座の棋風通りではあるが最短で攻めて勝ちに行ったのが危険な指し方だった」(解説の山崎隆之八段)。斎藤王座は終局後、「組み合わせが多すぎて最善が選べなかった」と悔やんだ。

ただ斎藤王座も5六角(91手目)と勝負手を放ち、容易に土俵を割らない。「攻めか受けかの方針を問われた3三桂(108手目)の局面で、秒読みのなか斎藤王座に迷いが出てしまった。永瀬叡王がその隙を逃さず、最後は9三桂(112手目)で勝利をたぐり寄せた。両者の持ち味が出た大熱戦だった」(山崎八段)。

〈指し手〉

▲2六歩△8四歩▲7六歩△3二金▲7八金△8五歩▲7七角△3四歩▲6八銀△7七角成▲同銀△2二銀▲4八銀△3三銀▲3六歩△6二銀▲4六歩△4二玉▲4七銀△1四歩▲1六歩△7四歩▲4八金△7三桂▲6八玉△6四歩▲3七桂△6三銀▲2九飛△8一飛▲9六歩△9四歩▲6六歩△6二金▲5六銀△5四銀▲7九玉△3一玉▲4五歩△6五歩▲同歩△7五歩▲6九飛△7六歩▲同銀△8六歩▲同歩△同飛▲7七歩△8一飛▲2五桂△2二銀▲6四歩△6六歩▲同飛△8八歩▲同金△5九角▲5八金△2六角成▲6三歩成△同銀▲同飛成△同金▲7二角△4九飛▲7八玉△8八飛成▲同玉△6二金▲8一飛△4一金▲8三角成△8七歩▲同銀△8六歩▲同銀△3六馬▲6三歩△8七歩▲同玉△8九飛成▲8八歩△6三金▲4七金△同馬▲同銀△4二金寄▲6四歩△同金▲5六角△6九竜▲7三馬△8五歩▲同飛成△6五金打▲3二歩△同玉▲7八銀△6八竜▲6五角△同金▲6七金△7五桂▲同銀△7九竜▲8九桂△3三桂▲同桂成△同銀▲5六銀△9三桂▲6五銀△8五桂▲6九歩△9七桂成▲同桂△9九竜▲8九金△同竜▲同銀△7九飛▲9八銀△7八角▲7六玉△7一香▲6四馬△6三歩▲同馬△7五香▲6六玉△6七角成▲同玉△6九飛成まで134手で永瀬叡王の勝ち

 
動画配信サイト「Paravi(パラビ)」(https://www.paravi.jp/title/45332)では10月1日午後5時30分から将棋王座戦第3局の対局映像と、佐藤天彦九段による大盤解説を配信します。
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