トヨタ副社長「パリのタクシーに燃料電池車500台」

2019/9/18 19:30
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トヨタ自動車で電動化技術などを担当する寺師茂樹副社長は18日、2020年末までにタクシー用に燃料電池車(FCV)の「ミライ」をフランス・パリ市で500台納入する計画を明らかにした。トヨタはハイブリッド車(HV)や電気自動車(EV)など電動車の商用利用の拡大を進めており、水素を使うFCVタクシーの利用を通じ商用向けの普及を狙う。

同日、ポートメッセなごや(名古屋市)で始まった展示会「オートモーティブワールド」の講演で計画を述べた。トヨタの欧州法人が、現地で設立されたFCV関連の団体「ハイセットコー」に加入した。フランスの産業ガス大手、エア・リキードなどが母体となる団体で、パリを中心にFCVだけを使うタクシーサービスを展開している。トヨタはFCVを提供することで協力し、普及の可能性を探る。

寺師副社長はトヨタが実用化を目指す次世代電池「全固体電池」を搭載した乗り物を20年にデモンストレーションしたい意向を示したほか、軽自動車より小さく高齢者でも乗りやすい超小型EVのリース事業を検討していることも明らかにした。

電動化や自動運転など「CASE」や各国で強まる環境規制を念頭に「まだまだ解決すべき課題がある。競争と協調の視点が大切な時代になった」とトヨタが進める自動車業界内外との仲間作りの重要性を強調した。

「オートモーティブワールド」は、電動化や自動運転など車の先端技術を紹介する企業展示会で、名古屋での開催は今年で2回目。同時開催の他の展示会も含む出展社・団体数は680で、20日までの開催中に前年比10%増の4万人の来場を見込む。

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