イートインで周辺住民にも的 大丸心斎橋、20日改装開業

2019/9/18 17:58
保存
共有
印刷
その他

20日にオープンする大丸心斎橋店本館の1階には旧本館の意匠を活用した

20日にオープンする大丸心斎橋店本館の1階には旧本館の意匠を活用した

大丸心斎橋店本館(大阪市)が20日、リニューアルオープンする。地下2階にフードホールを、地下1階の総菜売り場にイートインスペースを設け、訪日客だけではなく周辺のタワーマンションに住む住民や近くのオフィスで働く会社員も取り込む設計とした。

18日、報道陣向けに内部を公開した。新業態47店舗、関西初出店41店舗を含む368の店が入居する。外商顧客や訪日客の利用が見込まれるのが、1階の化粧品売り場と2~3階のラグジュアリーブランドのコーナーだ。

1階は、米国出身の建築家ウィリアム・メレル・ヴォーリズが設計した旧本館の意匠を活用し、百貨店らしい華やかな空間に仕上げた。2~3階にはVIPルームを備えた店舗もあり、ゆったりと買い物できるようにした。

大丸心斎橋本館は「世界が憧れる、心斎橋へ。」とのスローガンを掲げ、西阪義晴店長も「訪日客のハブを目指す」と語る。改装前と同じく訪日客の来店を見込むとともに、地元住民や付近のオフィスで働く会社員らも取り込みたい考えだ。

こうした新しい顧客層を誘引するのが地下階の飲食コーナーや、4階から8階のライフスタイルの売り場だ。地下2階のフードホールには13店舗が軒を連ね、トリュフを使ったパスタからたこ焼きなど幅広く楽しめる。仕事帰りの「チョイ飲み」需要を想定する。地下1階の食品売り場には総菜店の「RF1」やハウス食品の新業態でカレーを販売する「クワエルスパイス」がイートインコーナーを設け、ランチ利用を見込む。

4階から9階は体験型の店舗が並ぶ。8階で茶道具を販売する「茶論」は茶道の教室を開く。午後6時以降のクラスも設け、正座ではなく椅子に座って学べるなど若者も通いやすくした。

本館は2015年末に営業を終了し、約4年をかけて建て替え工事や店舗開発を進めてきた。現在は北館が改装中で21年春にオープンする予定だ。(香月夏子)

保存
共有
印刷
その他

関連企業・業界 日経会社情報DIGITAL

電子版トップ



[PR]