有楽町地下の熱供給施設を公開 三菱地所子会社

2019/9/18 16:01
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三菱地所子会社の丸の内熱供給(東京・千代田)は18日、東京都心の有楽町の地下で建設している熱供給施設を報道陣に公開した。ボイラーを使って蒸気や温水などを製造し、JR有楽町駅周辺のビルなどに一括供給する。2020年の全面運転開始を予定。二酸化炭素(CO2)排出量の抑制のほか、地域の緊急電源としての役割も担う。

報道陣に公開された地下トンネル(18日、東京都内)

熱供給は温水や冷水、蒸気などを1カ所のプラントでつくり、導管を通じて周辺の建物に供給する仕組み。建物ごとの冷暖房設備を使うよりもCO2の排出量を削減できるほか、ビルの省スペースにもつながる。国内ではすでに新宿など100カ所以上で実用化されている。

公開された「丸の内二重橋ビルプラント」は有楽町の計11のビルに冷温水などを供給。ビル側はこの冷温水を冷暖房に使用する。同プラントはコージェネレーション(熱電併給)システムを備えており、災害時には非常電源としても使える。

丸の内の仲通りの地下15~30メートルでは、全長250メートル、内径3メートルほどのトンネルの建設が進む。冷温水のほか、将来は非常用の配水管の通り道にもなる予定。災害時の電気や水の確保が課題となるなか、事業継続計画(BCP)の観点からも期待がかかっている。

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