伊レンツィ元首相、新党結成へ コンテ政権への支持は継続

2019/9/18 14:55
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イタリアのレンツィ元首相は17日、連立与党をつくる中道左派の「民主党」を離党し、新党を結成すると表明した。引き続き、新たに発足したばかりのコンテ政権を支持していくとも強調した。民主党は分裂で影響力が低下し、レンツィ氏の新党が新たな中道政党として政権維持を左右する勢力になる見通しだ。政局混乱の火種になる可能性もある。

レンツィ氏は「民主党を離党し、違った政治を担う新党を仲間と立ち上げることを決意した」とフェイスブックに投稿した。伊ANSA通信は、上下両院合わせて30人程度の民主党議員がレンツィ氏と行動を共にするとの観測を伝えた。

イタリアでは今月、左派「五つ星運動」と民主党などによる連立政権が成立し、第2次コンテ内閣が発足したばかり。レンツィ氏の新党結成に関し、民主党のジンガレッティ書記長(党首)は「失敗だ」と批判し、コンテ首相も「困惑している」と表明した。五つ星のディマイオ党首は「意外ではない」とANSA通信に語った。

政権を維持するためにはレンツィ氏の新党と手を組む必要がある。レンツィ氏は現政権が2023年の任期満了まで続くとの認識を示しているが、連立政権が3勢力の寄り合い所帯となれば合意形成は難しくなると予想される。

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