トヨタ、米テキサス工場に420億円投資
ピックアップ生産を効率化

2019/9/18 9:40
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トヨタは米テキサス州の工場でピックアップトラック「タンドラ」や「タコマ」を生産している(写真は企業提供)

トヨタは米テキサス州の工場でピックアップトラック「タンドラ」や「タコマ」を生産している(写真は企業提供)

トヨタ自動車は17日、ピックアップトラックを生産している米南部テキサス州の工場で、2021年までに3億9100万ドル(約420億円)を投資すると発表した。最新設備を導入し、生産の効率化を進める。日米の貿易交渉が大詰めを迎えるなか、米国での貢献を改めてアピールする狙いもあるようだ。

トヨタが投資を決めたテキサス州の工場は06年に稼働し、ピックアップトラック「タンドラ」「タコマ」を年約25万台生産している。米国の新車市場が減速するなかでも、ピックアップは需要が伸びておりトヨタも生産能力を引き上げている。

同日はアイシン精機グループのAT(自動変速機)世界最大手、アイシン・エィ・ダブリュ(AW)も米国に計画しているAT工場について、建設地をテキサス州にすると発表した。23年までに最大約4億ドルを投資し、約900人を新たに雇用する見通しだ。同州のアボット知事は同日、「両社が州に多くの雇用をもたらすことに感謝している」と述べた。

米政府が投資拡大を求めるなか、トヨタは貢献をアピールする動きを強めている。17年には今後5年間で米国に100億ドルを投資することを表明。今年3月には130億ドルまで増やす方針を発表した。マツダと共同で建設中のアラバマ新工場など、新たな投資案件が増えているためだ。今回のテキサス州の工場もこの投資枠に含まれる。

トランプ米大統領は日本との貿易交渉の協定に近く署名する見通し。自動車分野を巡っては、米国が日本の自動車に追加関税を課さないよう確認する文書をつくるなど大詰めの議論が進んでいる。

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