全国民の個人情報が流出 エクアドルで2000万人分

中南米
2019/9/18 4:42
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エクアドルのモレノ大統領(6日、コロンビア南部レティシア)=ロイター

エクアドルのモレノ大統領(6日、コロンビア南部レティシア)=ロイター

【サンパウロ=外山尚之】南米のエクアドル政府は16日、国民ほぼ全員を含む約2000万人分の個人情報が海外に流出したと明らかにした。名前や個人識別番号、銀行口座残高を含む。同国のIT企業ノバエストラットがセキュリティーの不十分なサーバーに情報を保管していたことが原因のようだ。実害が出ているかどうかは不明だ。

この情報流出に気づいたのはサイバーセキュリティーの監視を手掛ける米vpnメンターだ。米国にある同社のサーバーに残されていた計18ギガバイトのデータは2000万人分の個人情報を含む。エクアドルの人口である約1660万人を上回るため、死者の情報も含まれているとみられている。

vpnメンターは「悪意のある集団が銀行口座などにアクセスするために十分なデータが流出した」と警告している。

エクアドルのモレノ大統領は16日、教育・スポーツ相と通信・情報社会相を配置し、事態収束に向けて取り組むと発表した。近日中に、個人情報の保護に関する法律を国会に送る。情報を流出させたノバエストラットの責任者に対し、許可なく個人情報を扱った疑いで当局が捜査を始めた。

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