英野党・自民党「EU離脱阻止」 ジョンソン政権と対決

英EU離脱
2019/9/18 3:40
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【ロンドン=中島裕介】英野党・自由民主党のスウィンソン党首は17日の党大会での演説で「欧州連合(EU)離脱を阻止することが第一の課題だ」と述べ、EUとの合意がなくても10月末の離脱を目指すジョンソン政権との対決姿勢を強める考えを示した。最大野党の労働党との選挙協力に関しては「(同党の)コービン党首はもともと離脱派だ」と指摘し、消極的な姿勢をにじませた。

7月に就任した英自民党のスウィンソン党首は党大会で「EU残留」を明確に訴えた=AP

自民党の英議会下院での議席は、定数650のうち18で第5党にとどまる。だが足元ではEU残留派を中心に支持を集め、5月の欧州議会選では英国の第2党に躍進した。

英議会では9月上旬に、EUとの合意が得られない場合に離脱時期を現行の10月末から3カ月延期する離脱延期法が成立した。それでもジョンソン氏は「10月末離脱」にこだわり続けているが、この時期までにEUと合意できなければ離脱を延期したうえで総選挙になるとの見方は根強い。

自民党はその次期総選挙でのEU残留派の受け皿として注目されている。ただ、同じ野党の労働党の党内が「EUとの合意ありの離脱」を目指す勢力とEU残留派に分かれており、自民党にとっては連携しにくい。英国は小選挙区制のため野党が割れたままでは、ジョンソン氏率いる保守党を利することになる。

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