スポーツ > Tokyo2020 > GO TOKYO > 記事

GO TOKYO

フォローする

文田、一気の逆転 グレコ初の2度目V

Tokyo2020
2019/9/17 23:09
保存
共有
印刷
その他

2連覇を狙うエメリンに、警戒していたローリングを2度食らっていきなり5点の重いリードを奪われた。しかし、文田に焦りはなかった。前日に念願の東京五輪を決め、「背負うものは全部肩から降りた」。あとは力を証明するだけ。一気の追い上げが鮮烈だった。

【関連記事】文田、2年ぶりV 向田が五輪決定 世界レスリング

 男子グレコローマン60キロ級で優勝し、日の丸を背に喜ぶ文田健一郎=共同

男子グレコローマン60キロ級で優勝し、日の丸を背に喜ぶ文田健一郎=共同

投げ技でマットにたたきつけ、まず4点。磨いてきたローリングで逆転すると、代名詞の反り投げでダメを押した。試合巧者に守る猶予も与えず10-5。第2ピリオドは一転、組み合ったまま何も動かぬ"べたなぎ"状態を作り出す王者の試合運びで王座を奪還した。

「もう一度、文田(の階級)だなと思わせるには優勝しかない」。埋もれかけた自らの存在を示す舞台だった。2017年、初出場でグレコ日本勢34年ぶりの優勝。しかし栄光は続かない。左膝の靱帯を損傷し、昨年は出場すらかなわなかった。

今年4月のアジア選手権は減量失敗も響いて3位。何かを変えねば、と避けていた海外勢のビデオ映像をつぶさに見て研究に励み、反り投げを軸にしつつ幅の広い戦いを探求した。その成果が大会を通じて出て「一つ一つ作り上げたものが形になった。より達成感は大きい」。2つ目の金メダルにまた違う意味を見いだした。

その文田を駆り立てる"援軍"もあった。決勝を前に、代表争いで退けた太田忍からエメリン対策を手取り足取り授けられた。「負けられないですよね」。男子最激戦区の階級を勝ち抜き、本命として東京のマットへ。「自分のスタンド技、グレコの魅力を存分に出して、国旗を背負ってウイニングランをしたい」。1年後の姿がくっきりと視界に広がった。

(西堀卓司)

GO TOKYOをMyニュースでまとめ読み
フォローする

保存
共有
印刷
その他

五輪関連コラム

パラリンピック関連コラム

電子版トップスポーツトップ

GO TOKYO 一覧

フォローする

 13日に閉幕した体操の世界選手権で日本男子は団体総合が昨年に続き銅メダル、個人も種目別平行棒の萱和磨(セントラルスポーツ)の銅1つという結果だった。大会を通して最も印象的だったのはロシアの強さ。東京 …続き (10/17)

ヨネックスのストリンギングチームの玉川裕康さん

 ヨネックスは東京五輪でテニスラケットのストリング張りを一括で請け負う。同社にとって五輪は4大会連続。世界中から選ばれた精鋭ストリンガー12人が東京・有明に集結し、トップ選手たちをサポートする。
 専属 …続き (10/17)

選手に寄り添い、一人ひとりの特徴を把握することに努める

 歓喜に沸いた2008年北京五輪から12年の時を経て、ソフトボールが東京で復活する。再び金メダルを目指す日本を率いるのが、かつて主砲として活躍した宇津木麗華監督(56)だ。自国開催の重圧に加え、宿敵米 …続き (10/17)

ハイライト・スポーツ

[PR]