富士フイルム、豪社と独占契約 再生医療品の開発・販売で

エレクトロニクス
ヘルスケア
2019/9/17 18:00
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富士フイルムは17日、iPS細胞由来の再生医療製品を開発するオーストラリアのサイナータ・セラピューティクスとライセンス契約を結んだと発表した。サイナータは骨髄移植の合併症向け製品を臨床試験(治験)している。富士フイルムは同製品の開発から販売までを独占できる権利を取得した。成長領域と位置づける再生医療を早期に事業化したい考えだ。

富士フイルムはサイナータに約8%出資しており、合併症「移植片対宿主病(GvHD)」向け製品のライセンス契約を結ぶ権利を取得していた。サイナータの治験で一定の成果が出たのを受け、権利を行使して治験などを引き継ぐことを決めた。まずは国内で2020年中に治験を始める予定だ。

サイナータを巡っては、大日本住友製薬が7月に150億円強で買収を提案したと発表していた。富士フイルムによると、大日本住友のサイナータ買収が実現しても、今回の契約によりGvHD向け製品は富士フイルムに移管するとしている。

一方、大日本住友は「富士フイルムが今回の権利を有していることは把握していたが、買収を検討していることに変更はなく、交渉を進めていく」とコメントした。

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