三井物、連日の年初来高値 ヘルスケア事業の選択と集中を好感

2019/9/17 20:30
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17日の東京株式市場で三井物産株が一時前日比67円(4%)高の1912円まで上昇し、年初来高値を付けた。前週末に海外病院事業の一部売却を発表し、利益貢献への期待が集まった。原油価格の急上昇を手がかりにした機関投資家の買いも入った。

終値は60円(3%)高の1905円。前週末に、出資するインターナショナル・コロンビアUS(ケイマン諸島)が、病院を運営する子会社の東南アジア事業を12億ドル(1300億円)で売却すると発表した。

三井物産はヘルスケア分野を成長事業と位置づけ、18年度にはマレーシアにあるアジア最大級の民間病院グループ、IHHヘルスケアに約2300億円追加投資し筆頭株主になっている。今回の事業売却により利益を計上するほか、注力事業での選択と集中を進める姿勢が株式市場で好感された。リクルートホールディングス株の売却など政策保有株の解消も評価された。

一方、サウジアラビアで石油施設が攻撃を受けた影響で原油価格が急騰。資源関連株に買いが向かったことも株価を押し上げた。

9月からの株価上昇率は15%と日経平均株価(6%)を上回る。予想PER(株価収益率)は7.3倍と五大商社で最も高い水準。「利益確定売りが出やすい局面。当面は上値が重い可能性が高い」(国内証券)との声もあった。

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