副業時代を考える(3) 兼業農家と非正社員
東洋大学准教授 川上淳之

やさしい経済学
コラム(経済・金融)
2019/9/18 2:00
情報元
日本経済新聞 電子版
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日本でどれだけの人が副業を持っているかご存じでしょうか? 2017年10月実施の「就業構造基本調査」では約268万人でした。働いている人全体に占める割合(この割合を副業率と呼びましょう)は4.0%です。07年調査では約262万人(副業率3.9%)でした。

17年10月は前回紹介したモデル就業規則の改定前なので、政策効果は表れていません。しかし数値を見るかぎり、この10年間で副業を持つ人数も副業率も大きな変化はありません。

【前回記事】 副業時代を考える(2) 判例と就業規則の矛盾

さらに遡りましょう。1997年は副業を持つ人数は約330万人(副業率4.9%)で、92年は約346万人(副業率5.3%)でした。副業を持つ人数もその割合も、90年代から00年代にかけて減少傾向にあるのです。なぜ、減少したのでしょうか。

その謎は副業を持つ人の内訳を見れば解き明かせます。…

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