8人乗りサンマ漁船転覆か 北海道・納沙布岬沖

2019/9/17 14:50 (2019/9/17 19:13更新)
保存
共有
印刷
その他

海保の航空機が発見した「第65慶栄丸」と見られる転覆船(17日午後、北海道根室市の納沙布岬沖東約610キロ付近、第1管区海上保安本部提供)=共同

海保の航空機が発見した「第65慶栄丸」と見られる転覆船(17日午後、北海道根室市の納沙布岬沖東約610キロ付近、第1管区海上保安本部提供)=共同

17日午前11時半ごろ、北海道大樹町の大樹漁協所属のサンマ棒受け網漁船「第65慶栄丸」=29トン、敬礼寿広船長(52)ら8人乗り組み=が根室市の納沙布岬沖東約640キロ付近で横波を受けて連絡が途絶えたと、関係漁協から根室海上保安部に通報があった。第3管区海上保安本部(横浜)の航空機が約3時間後、同海域で転覆している船を発見した。慶栄丸とみられ、午後5時ごろまで捜索したが乗組員の姿は確認できなかった。海保は捜索と救助を急ぐ。

大樹漁協によると、慶栄丸は最近のサンマの記録的不漁を受け、魚群を求めて例年よりも倍以上遠い漁場まで出て操業していた。

第1管区海上保安本部(小樽)などによると、慶栄丸の乗組員8人は根室市や大樹町、新ひだか町、音更町に住む43~74歳の男性。同船のサンマの水揚げを取り扱っていた落石漁協(根室市)によると、午前7時ごろ、仲間の船の乗組員が衛星電話で連絡し、慶栄丸側が「波をかぶった」などと伝えたのを最後に通信が途絶えた。落石漁協が海保に通報した。

慶栄丸は12日に根室市の花咲港を出港。操業を終えて早ければ18日に帰港する予定だった。8月10日から同港を拠点に断続的にサンマ漁に出ており、10月下旬まで続けることになっていた。

転覆した船が見つかったのは納沙布岬沖の東約610キロの海上。付近で操業していた漁船3隻が捜索しており、釧路海上保安部の巡視船「えりも」が救助に向かっている。1管からの災害派遣要請を受け、海上自衛隊第2航空群司令部(青森県八戸市)の航空機1機が17日夜から18日朝まで捜索に当たる。えりもは同日朝に到着する見通しで、同海保の巡視船「そうや」も特殊救難隊を乗せて救助に当たる。

17日午後1時ごろの現場付近の天候は曇りで、風速は12メートル、波の高さは4メートルだった。〔共同〕

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]