カムイサウルスの名づけ親 発掘現場は命懸け
恐竜リバイバル(1)

恐竜リバイバル
2019/9/22 2:00 (2019/9/23 2:00更新)
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日本経済新聞 電子版
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史上最強のティラノサウルスが巨体を揺らしながら闊歩(かっぽ)し、トリケラトプスが戦いを挑む――。恐竜は我々の想像力をかき立ててやまないが、日本では化石があまり見つからず、長らく恐竜研究の「不毛の地」とされてきた。ところが最近、とある研究者が世界で目覚ましい活躍を見せ、若手も台頭。化石の発掘も活発になってきた。研究や町おこし、ビジネスの最前線で「恐竜リバイバル(再生)」の時代を支える人材を追った。

【次回記事】 トリケラトプスの謎を解いた「国産」恐竜学者

■「古生物学上、最大の発見」

「これだけ全身がそろった恐竜化石は日本で初めて。ようやく日本の恐竜も世界レベルに達した」。9月4日、国立科学博物館(東京・台東)の展示室で、無数のフラッシュを浴びながら北海道大学教授の小林快次(47)は興奮気味に語った。2013年に小林が北海道むかわ町で化石を見つけた恐竜の学名が「カムイサウルス・ジャポニクス(日本の竜の神)」に決まり、記者会見でお披露目した。

小林は北海道むかわ町で発見された恐竜を「カムイサウルス」と命名した(東京都台東区の国立科学博物館)

小林は北海道むかわ町で発見された恐竜を「カムイサウルス」と命名した(東京都台東区の国立科学博物館)

むかわ竜の化石は約7200万年前(白亜紀後期)の海の地層で見つかった。2回の発掘調査などを通じて新属新種の恐竜であることを突き止めた。体長8メートルで、全身骨格では国内最大。「日本の古生物学上、最大の発見だ」。…

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