大蔵省から「宇宙の掃除屋」に 毛利衛氏との約束
宇宙起業家の星(3)

宇宙起業家の星
2019/9/16 2:02 (2019/9/19 2:00更新)
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日本経済新聞 電子版
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宇宙スタートアップ、アストロスケールホールディングス(東京・墨田)率いる岡田光信(46)が、30年来宝物にしている1枚の紙片がある。日本人宇宙飛行士のパイオニアによる手書きメッセージだ。「宇宙は君達の活躍するところ 1988年8月7日 毛利衛」――。

■「いつか宇宙に」誓う

高校1年生の夏、雑誌を見て応募した米航空宇宙局(NASA)のプログラムで訪れた米南部アラバマ州ハンツビル。そこで会ったのがマーシャル宇宙飛行センターで訓練中だった毛利だ。最後に渡されたのが、この紙片だ。岡田はこの時誓った。「いつか俺も宇宙に行く」

それから30年――。岡田は自ら宇宙へと飛ぶ代わりに宇宙が抱える難題に挑もうとしている。スペースデブリ(宇宙ごみ)の駆除だ。

【前回記事】それでも月へ 探査レース断念からの再挑戦

高校1年の時、毛利衛との出会いが岡田の人生を変えた

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世界中で官民の宇宙開発が進んだ結果、今ではロケットや人工衛星の破片といった大量のごみが宇宙空間を漂っている。10センチメートル以上の大きさのものだけで、その数は2万個以上。地上からの観測が難しい直径1センチ以下のものは…

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