それでも月へ 探査レース断念からの再挑戦
宇宙起業家の星(2)

宇宙起業家の星
2019/9/16 2:01 (2019/9/18 2:00更新)
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日本経済新聞 電子版
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2011年初め、毎週土曜日の夕方になると、東京・代々木にある国立オリンピック記念青少年総合センターの貸会議室に5人ほどの男たちが集まってきた。毎回、ホワイトボードの前に立つ袴田武史(40)が口火を切る。「さて、スポンサー集めの件ですが……」

■グーグル協賛レースへの挑戦

すると続々とアイデアが飛び出す。「グッズをつくったらどうかな」「記者会見を開いたらインパクトがあるかも」「サポーターズクラブをつくって個人からお金を集めるのはどうか」。こんな議論が会議室が閉まる夜10時まで続く。そのまま近くの居酒屋になだれ込んで気炎を上げるという展開が定着していた。

【前回記事】北のリアル「下町ロケット」

男たちが夜な夜な語り合っていたのは「月への挑戦」だった。米Xプライズ財団が主催しグーグルが協賛する月面探査レースへの出場を目指していた。ルールは単純。独自に開発した探査車…

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